さようならでした。

結果。帰ってもらった。


今日、リッツカールトンに雑技のチケットを買いに行く途中
めちゃくちゃ渋滞してて、電話してみた。
そういう方が電話取ってもらえるような気がして。


体が大丈夫かってことと(過労で倒れて入院してたの)
国慶節の予定(多分仕事だろうとは思ったけど)
を聞いて、これからポートマンに向かってるんだー
とか色々話して、
明日会えないかと聞いたら、
ため息交じりで「むりだ〜」と。
忙しいの解ってるから。
「そんな忙しいわけないじゃん、駐在員」
なんて言われそうだけど、
本当に忙しいんだよ、それはわかってる。


彼の仕事は保税区の中に色々と仕掛けを作って
そこに客を呼び込む。元々船会社だから客を獲得する=船までしっかり使う。
だから中国各地の保税区に、若しくは保税区が出来そうなところへ行き
なにやら難しい話をしているのも知っている。


ま、今日はSOGOにでも寄って、
洋子が来る時に作る料理の材料でも買っておくかぁと思って。
家に着いてオオヤが来て、オオヤの勤務先の取引先が
サ○宝石ということを聞いてビックリして
明後日から山梨よー。何もないのよね。
とか話しながら。


で、夜ゴハンどーしよーと思ったところに
「これから行く」と電話が。


久しぶりに会ったらやっぱりやせ細ってて
(とは言ってもガッチリ体型なんだけど)
とりあえずゴハンを食べに行って。
で、家に帰ってきたらいつも通り甘えてきたから
「今日はチョット話をしようよ」って。


「女とはまだ一緒に住んでる?」
「これからどうするのか知りたい」
「私が不倫してるみたい。『帰る』って言われるたびに悲しくなる」


と、言ってしまったよ。
結果、私たちは多分この平行線をずっと行くと思った。
だって、現状私は彼の住むシュージャーフイに移れない。
私がアルバイトとか、責任のない仕事ならいいけど
そうじゃない。私も仕事で来てるんだよ。
自分の生活でいっぱいいっぱいなのに、
彼のクリーニング・家の掃除なんてできない。
ん?できない事はないけど、
会社に通えなくなる。これは確実でしょ。
彼はそれを私の口から「じゃあ私がするよ」
という事を望んでるかもしれなかったけど、
私は彼から言われないと嫌な気がした。


「じゃあ俺はどうすればいいの?」と言われた。
「あの女は言ってしまえば便利なだけだ」と言われた。
「2股をかけてるつもりはない」と言われた。
「女とは一度もしてない」と言われた。
「君だけだよ。これだけは嘘じゃないよ。」と言われた。


「ずっと苦しんでたの?」と聞かれた。
『3ヶ月は何も言わずに耐えようと思った』と答えた。
「最初からそう決めてたんだ?」と聞かれたから
『好きだからそう決めてた』と答えた。


『じゃあ、私はこの状態をずっと黙認しなきゃだめ?』
答えはなかった。


だから、
「帰ってください」と言ってしまった。


帰ることを嫌がって、色々と話をしようと試みて私に話をしていたけど、
泣きそうになってしまったから、
『もう12時だよ?』と言ったらソファからやっと立ち上がった。
覚悟はしてたから。その気がないなら容易く来さす訳には行かない。
私にもプライドはある。
これを崩したら、多分ずっと自分の芯をぶらしながら
行かなきゃいけない。
それは嫌だ。将来を見ちゃうから、それは苦しいだけだ。
そこまでして一緒に居たいかと言われれば
そこまでの覚悟はない。
私たちはお互いの譲れない部分、どうしようもない部分を
ずっと平行線上のまま行ってしまうと解っている。
だったらどうしようもないじゃない。


いいじゃない、許す事が最大の武器かもしれないよ?
一緒に居て癒されるならいいじゃない。幸せじゃない?


でも、泣いてしまう自分に耐えられないんだから
仕方ないじゃない。


家を出て行った後、
これを終わりって言うんだな。
そう実感した。


10分位してからショートメールが来た。
「GOMENNASAI.OKAASANNNI YOROSHIKU」
これはきっと、
「何いってんの?ふざけるな」
と思わせるための彼の気遣い。
そんなところも好きだったんだけどね。


今はメールのレスしなくったって許されるよね。
彼のことを想ったら、
思惑通りに怒りメールを入れてあげればよかったんだけど。
そこまで出来た女じゃありません。


明日で最終日。
気合を入れて。
今朝、洋子が
「初日は着くのが夜になるから、
アツコの好きな稲荷ずしでも作って行くね」と。
『じゃあ、私は煮物作って待ってるよ』と。


思いっきり親孝行しようと思います。
おやすみなさい。