北京ぶらり旅 3日目

dunzi2005-07-04

今日で最後の北京ぶらり旅。
電話がなければ昼過ぎまで寝ていたでしょう。


さて、今日は早めに出て散策するぞぉ!って決めてたのでパッと起きたらあとはスイスイ準備ができました。


まず、鼓楼へ。
そういえば、留学の最後にもここに立ち寄ってぼぉっとしてたよなぁとか思いながら、少しだけ観光地化が進んだ鼓楼も登ってみればあの時のまま私を迎えてくれました。足取りが少し重かったのは1段1段が高くて老体にはきつかったと言うことでしょうか。筋肉痛がぁぁぁぁ。


しかし、いい眺めだ。


しばらく座り込んで北京の町並みを眺めてました。胡同といわれる住宅街があるため、歴史保護のためなのか、観光のためなのか、そこだけは壊されていない、だから眺めもあの時のまま。下に降りて胡同を歩いたんだけど、人の生活の様子もあの頃のまま。おじいちゃんも水パイプ吸いながらボーっとしてるし、おばあちゃんは椅子を机にしてご飯食べてる。うん。こんな風景が大好きで、人の息遣いが大好きで、それでアタシは中国が大好きになったんだ。すっかり忘れていたものを思い出しました。いつになっても変わらないというのもいいことかもしれない。そんなことをこの町並みが教えてくれました。できればずっと変わらないでいてほしい。そういえば留学の時もそんなことを日記に書いていました。アタシも全然変わってないのかもしれない(泣)


時間が押していたため、怪しげなマッサージに入ってつぼをギュイーンって押してもらってからタクシーで移動。お楽しみの798ですよ!


というか、この日はすごく日差しが強くて、おとといサンミンからもらった(取り上げた?)サングラスが大活躍。(でも大きすぎて落ちてくるんです・・・)とにかく、私のみたいものはあれよあれ!!工場の跡地。現代アートっぽく演出されてるんだけど、ここまでキレイに残してもらえれば798も嬉しいだろう。というか、歴史や思想なんかでまだまだ古風な考え方を持つ中国にこんなにも現代的なものがあったんだと、感動しました。こんな若者が増えてきているのもいいことだよね。このとき既にデジカメの充電がわずかだったので、風景を撮れなかったのが残念なんだけど、でもなんかホッとする空間ばかりがアタシをお出迎えしてくれました。ちょうど写真展なんかもしていて中国の現代アートってのに触れてきました。モチロン週末には沢山のイベントがあるみたいで、来てみたい!!と思わずにはいられませんでした。今も営業している工場がチラホラあって、私のほうをジローッと見て笑っておられましたが、きっとかわいかったからでしょう。うん。そう思おう。で、歩き回ってカフェに入りました。雰囲気よければステキな咖啡カップなんかも販売していて、のんびりお茶を。北京は上海に比べてオシャレなカフェが少ないなぁとか思ってたんだけど、ココは全然っ。のんびりモード全開でした(月曜日だから?)咖啡とケーキを頼んでぼけーっとしていたら目に入ってきた豚の貯金箱がかわいくて、即買い。見つめられると1元玉を入れたくなります。


そして、空港へ。


あっと言う間の3日間だったけど、念願の北京へまた来ることができてホントによかった。学生の時に見ていたものや、価値観も少しだけ変わってしまったせいか、少し悲しく思えたりもしたんだけど、でも、これからも時々訪れては変わっていく(?)自分と変わらない街の関係でいたいなぁと思いました。


きっかけを作ってくれた友人と、お世話になってしまった中国人、ムーンハウスに来てくれた人々、変わらない町並みに感謝です。そして、中国にいる自分にも。


楽しかった☆また行きたいです。